埼玉県北本市の歯科で正しい治療を!根岸デンタルクリニック

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初めて入れ歯を入れた人へ
初めて入れ歯を入れた場合はたとえコーヌスの様なブリッジに近い入れ歯でも必ず違和感はあるものです。
いきなり普通の食事は避けたほうがいいでしょう。柔らかいものや小さく切り分けたものですこしずつ馴らしていきます。
慣れれば総義歯でリンゴをがぶりとゆうこともあります。(お勧めできませんが)入れ歯は調整を繰り返すことと訓練でその性能を発揮するのです。
義肢義足のように訓練が必要でいきなり100%の能力がでるわけではありません。
1つの義歯を長く使う

根岸デンタルクリニック独自の根面アタッチメント
コーヌス内冠とワイヤークラスプを組み合わせたアタッチメントです。コーヌス程の精度は必要なく調整は容易です。残根に応用するとブラブラの状態でも役に立つようになる場合が多いです。多くの歯医者に知ってほしい方法です。
1つの義歯を長く使う

ハイブリッドセラミックを使ったコーヌス義歯
ハイブリッドセラミックで義歯全面を覆ったコーヌスクローネです。義歯を装着すれば義歯であることはまず解りません。高い審美性が要求されるときにはこんなコーヌスも可能です。インプラントでなくても十分噛める歯は作れます。
1つの義歯を長く使う

コーヌス義歯3年経過
入れてから3年経ったコーヌスクローネです。はめ合わせや歯の状態に変化は無く。歯石の付着もほとんどありませんでした。定期的に来院していないと不具合が出ていることが多いのですが3年間何も起きずに済んだようです。写真ではコーヌス内面の様子に注意してください。薄く酸化膜が出来ていて、マージン付近だけが光っています。これが良い状態でゆるくなったりすることはありません。真ん中付近でスポット状に光った部分がある場合は精度に問題があると言えます。
この入れ歯はハイブリッドレジンで前装と臼歯を作っていますが割れたりすることは無く摩耗もほとんど起きていません。長期間の使用が可能な義歯に」なっています。
1つの義歯を長く使う

キャップクラスプ応用例 りテーナー義歯
キャップクラスプを使ったりテーナータイプの義歯です。歯ぎしりでかけてしまった部分も同時に修復しています。これによって歯ぎしりでさらに歯が破壊されるのを防ぐことが出来ます。
歯冠修復をやらなくて済むので経済的で短期間ですむやり方です。
舌側につなぐ物が無いので入れた感じも良好です。
1つの義歯を長く使う

キャップクラスプ応用例 開口に対応する
開口といって口を閉じられない歯並びの人がいます。子供の時矯正をして治せばいいのですが、そのまま大人になる人もいらしゃいます。一番奥の歯だけ当たるので30歳前後から奥歯がダメになっていくことが多いようです。矯正が治療の第一選択になりますが、費用その他の事情で出来ないことがあった時ごくまれにこういった方法をとります。
模型を見ると奥歯だけ接触があって、前が空いていることが解ります。
1つの義歯を長く使う

キャップクラスプ応用例 開口に対応する 2
写真はキャップクラスプを応用した金属性のスプリントです。これを装着することで、一気に全体の歯で噛めるようになります。
1つの義歯を長く使う

キャップクラスプ応用例 開口に対応する 3
実際に装着した状態です。全体が接触することで、奥歯だけに負担がかかることを防ぎ歯周病の悪化を防ぎます。又前歯で噛めるようになるので食事を普通に取ることが出来るようになります。
1つの義歯を長く使う

キャップクラスプについて
キャップクラスプについてのお問い合わせが続いているようですが普通の歯医者で扱っていることはあまりないと思ってください。
患者さんの近くの歯学部の大学病院ならたぶん経験のある先生がいるはずです。だいたいキャップクラスプを作れる技工所が無いので一般の診療所を探しても無理があるでしょう。
最近見た論文では鶴見大学歯学部であつかっているようです。適応症を守って応用してください。
1つの義歯を長く使う

キャップクラスプについて2
キャップクラスプの問い合わせが多いのでグーグルで見たらこのサイトがトップに出てきました。観ている人が多いはずです。入れ歯の項目だけでなく、クラウンブリッジの方にも応用例が載せてあります。合わせてご覧ください。
1つの義歯を長く使う

アルタードキャストの実際 より咬みやすい義歯
粘膜の沈下を印象に取り込む方法がアルタードキャストです。噛んで力がかかった時の粘膜面の変形を再現することでより咬みやすい義歯ができます。
写真は上から、クラスプ等完成させた咬合床。
以下、レジンで粘膜面を印象。
、、、、模型を切断して適合させる。
、、、、石膏を足して模型を作る。

印象にはシリコン、モデリングコンパウンド、ワックス等いろんなものが使えます。症例に合わせて選択してください。
印象時にはクラスプ、レスト等が浮き上がらないように細心の注意が必要です。
、、、、義歯を完成させる。
、、、、完成された義歯の粘膜面。
1つの義歯を長く使う

他の医院で作った入れ歯の調整
他の歯医者で作った入れ歯が合わないので見て欲しいという患者さんが最近増えているようです。こういう場合、根本的に設計が間違っていなければ調整だけで対応するようにしています。ほとんどがいわいる保険の入れ歯で素人が作ったとしか言えないようなものですが、現行の制度ではやむ負えないものであるといえます。
もともと作れば赤字になる保険の入れ歯を丁寧に作ってさらに時間をかけて調整することを期待してはいけません。誰かが面倒を診なくてはいけないので、赤字覚悟でやっていますがこのことを理解してくれる患者さんは極稀です。まともな入れ歯を作れば20万や30万円はさいていかかります。
健康保険には医学的にやってはいけないことがかなり含まれているのでそれなりの覚悟が必要です。
1つの義歯を長く使う

長期間入れ歯を入れていない人たちへ
この所、長期間歯が無いまま10年とか20年ほったらかしの患者さんが来院されるようになりました。歯が1,2本あるだけ又は全くなくて長期間経過すると、顎の骨も筋肉も、萎縮して機能が無くなってしまいます。こうなると入れ歯を作っても使うことは出来ません。まずリハビリということになります。歯科ではリハビリという項目は保険ではありませんので保険ではまともな治療は受けられないことになります。
キチンとした入れ歯を作っても適切なリハビリ無しでは噛めるようにはならないのですが、ただ入れ歯を作るだけになります。
もっとも生まれて初めてまともな入れ歯を入れることが出来るわけですから、それなりには喜んでもらえるようです。上の入れ歯だけでなく下の入れ歯も正しく作れば吸いついて外れなくなることを知らない患者さんがほとんどの様です。しかし現在の歯科医療のレベルは患者さんの思うものよりずっと高いものがあります。保険希望の患者さんはまともな治療を知らないまま終わってしまいます。別にインプラントをやらなくても普通の総入れ歯で良く噛めるものを作れるのですが、お国の決めたとうりでは原理的に無理があるということです。
たとえ顎が平らな状態になるまで萎縮が進んでいても安定の良い入れ歯は作ることが可能です。費用もインプラントの3分の1から10分の1ぐらいです。
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残り少なくなった歯に対応した入れ歯6
クラウンブリッジでも取り上げましたが上顎1と両側3の3本残存の症例です。犬歯から犬歯までブリッジにして奥歯は普通の義歯を作りました。しかしブリッジに加工することでほぼリジットサポートを実現しています。
こうゆう場合はコーヌスが望ましいわけですが何分高価になるのでこうゆう設計にしました。10万円は安く出来たと言えるでしょう。ブリッジに機械加工をすることでガタのないピッタリした入れ歯が可能になります。義歯はパラの鋳造バーで金属床の代わりをしています。機能的に劣らないばかりか、通常の金属床よりガタが少ないのです。
沈下もほとんどありません。
鋳造バーが義歯を安定させるのでクラスプは小さくて良く、簡単なワイヤークラスプで十分でほとんど目立ちません。
物が挟まったりすることがほとんどない入れ歯が出来ました。
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残り少なくなった歯に対応した入れ歯5
不幸にして親知らずが1本だけ残ったケースです。歯が45度ぐらい傾いていて普通にクラスプはかけにくいのでキャップクラスプを応用した例です。白金加金のキャップです。これが精度も良く一番長持ちします。見た目はただのクラウンですがクラスプになります。
普通にクラスプを設置するのと比べると問題にならないくらいガタがなく義歯の安定性が高いのでこうゆうケースではお勧めです。この義歯ではバイオブレンド硬質レジン歯を使用していますが国産品に対して50倍ぐらい高価ですが表面だけ硬いだけの国産品に対して心まで硬いので長寿命になっています。
見た目で解らなくても使うと大きな差となって現れます。当院の入れ歯が長く使えるのは材料代をケチっていないからです。
1つの義歯を長く使う

残り少なくなった歯に対応した入れ歯4−3
義歯をセットしたところです。クラスプは透明なので近くに寄らないとわかりません。歯はぐらついていますが義歯を入れると安定します。
歯が残り少なくなって4本以下になった時にお勧めの方法です。アタッチメントを使わないので短期間で安く作れます。
又歯が抜けた時も継ぎ足すことが容易です。
1つの義歯を長く使う

残り少なくなった歯に対応した入れ歯4−2
義歯が完成しました。クラスプは透明で目立ちません。金属静に比べると強度は落ちますが安く作れます。 1つの義歯を長く使う

残り少なくなった歯に対応した入れ歯4
状態が悪くて長期間の歯の保存が望めそうもない時こんな義歯をつくります。プラスチック製のキャップクラスプで後に歯を継ぎ足すことが容易です。これでもリジッドサポートになるので歯を揺らすことは少ないのです。出来るだけ歯を残して抜けた後もそのまま義歯を上手く使おうということです。写真は作りかけの義歯で試適する状態のものです・透明のクラスプの為目立ちません・普通にバネをかけるよりはるかによく噛めて歯の寿命を長くします。 1つの義歯を長く使う

残り少なくなった歯に対応した入れ歯4−0
これは新しく義歯を作るまで古い入れ歯を補修して使えるようにした例です。43234が抜けてしまったので人工歯を足してワイヤークラスプを新設しています。これで抜歯の傷が治るのを待ち、ある程度食べられるようにしておきます。設計変更が必要ない場合はもっときれいに修理して使い続けることもあります。
金属床では強度に余裕があるので補修して使い続けることが多くなります。
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定期検査と調整のお勧め
入れ歯にかぎったことではないのですが最低、半年に一度の検査と調整が必要です。総入れ歯であっても次第に歯茎は痩せていきます。部分入れ歯では歯周病の治療が必要ですし、バランスの狂いの修正が必要になります。歯は同じようにすり減るわけではないので、使えば、必ずバランスが狂ってきます。具合が悪くなるまで使ってからでは面倒なことになります。定期的に手入れをすることで安い費用と短い時間で良い状態を保つことができます。
自動車は年一回の点検が義務ずけられていますが作りものの入れ歯も危険を避けるためには定期検査が必要です。
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古くなった入れ歯と誤嚥性肺炎
ふるくなって合わなくなった入れ歯を入れているお年寄りは沢山います。又ご家族もそのことに無関心です。不適合な入れ歯は食べカスが溜まりやすくこれが気管に入って肺炎を起こすことがかなりあります。
キチンと手入れをして、よくはを磨くことがお年寄りの肺炎を防ぎます。病院や老人ホームの肺炎のかなりの部分がこれによって防ぐことができます。肺炎による死亡の隠れたげんいんをなくしましょう。
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普段の入れ歯の手入れ
入れ歯は入れっぱなしにしないでなにかを食べたら必ず洗いましょう。その間が入れ歯と接している粘膜を休ませる時間になります。また残った歯を必ずきれいにしてください。入れ歯のせいで虫歯や歯周病を悪化させることのないようにしましょう。最低週に一回は入れ歯の洗浄剤で入れ歯をきれいにしてください。
研磨剤の入った歯磨き粉や硬いブラシでこすらないでください。入れ歯がすり減ってしまいます。
入れ歯に歯石が付くこともあるので、最低半年に一度は歯科医院で点検を受けてください。入れ歯を研磨することで新品の様にきれいにすることができます。
入れ歯を作るには大変な労力がかかっています、大事にして長く使ってください。
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レジン症義歯と金属床義歯の違い
レジン症義歯と金属床義歯の違いについての説明が一般に知られていないようなので説明していきます。一番に挙げなければならないのは金属を使うことで剛性(変形しにくさ)が格段に上がることでこれが残った歯に負担をかけにくくします。そして歯茎にも負担がかかりにくいのです。力がかかった時変形してしまえば不適合な入れ歯になってしまうわけで柔らかいペナぺナした入れ歯ではいくら調整してもピッタリ合うことはないのです。
レジン床で十分な剛性をだすととんでもない厚さになるので金属で作るのです。厚さが薄くて具合がいいとか、熱を伝えやすいなどは次の利点です。
入れ歯は変形してはいけないとゆうことをわかっていない歯医者が多いのか、患者さんが理解できない為に間違った説明がなされているのではないでしょうか。
今はなくなってしまいましたが保険の入れ歯に針金を入れていたのも強度を大きくするためではなく。剛性アップのためです。
機械にかけて試験をすると針金なしのほうが強度は大きいのです。
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ノンクラスプ義歯の注意点
金属のバネが見えないのを売り物にしていわいるノンクラスプ義歯がもてはやされているようです。やたらにこれを使用することは残った歯の寿命を縮めてますますおおきな入れ歯になる悪循環になることが考えられるので注意が必要です。1、金属のフレームが入っていないものは残った歯を痛めます。2、手で持ってグニャグニャ撓むものは歯を痛めます。3、義歯の粘膜に対する沈下防止の設計がないものは歯を痛めます。他にもありますがこれだけでノンクラスプ義歯のかなりの部分が該当するはずです。
気軽にノンクラスプ義歯を勧める歯医者は義歯のことが解っていないか、金の為に患者さんの歯を犠牲にしてかまわないと思っているということでしょう。
適切な設計のノンクラスプ義歯は少ないと言えるでしょう。ノンクラスプ義歯を入れている人、歯がぐらついてはいませんか。
歯医者にとって技術がいらず。原価が安く高い料金がとれるノンクラスプ義歯は良い儲け口になっていることを気を付けなくてはなりません。
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ノンクラスプ義歯の注意点2
専門誌からかいつまんで内容を紹介します補綴臨床の5月号での鶴見大学歯学部大久保力廣先生の記事からです。
39年経った局部義歯についての説明といわいる保険の義歯、そしてノンクラスプデンチャーについて比較されていました。くわしく転記することはさけますが、当院でいままで指摘してきたことと同じ意見の様です。剛性がなく、義歯の沈下防止がなく歯の周囲の歯肉を広く覆う。こういう義歯の危険性を指摘されています。
当院で10年20年と経過した義歯はかなりありますが、いずれも剛性の高いものばかりで、金属床かコーヌスの様なアタッチメント義歯ばかりです。
大学で指導される立場にある先生がはびこっている間違った義歯に警鐘を鳴らされることを心強く思います。
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ノンクラスプ義歯の注意点3
当院でもノンクラスプ義歯は作れますが、そうした場合には金属床をフレームとして入れることを勧めています。つまりクラスプだけをレジンの目立たないものにする方法です。この場合設計が適切ならノンクラスプ義歯の欠点がほとんどでなくなります。ただ技工料が2重にかかるのでその分たかくなります。 1つの義歯を長く使う

ノンクラスプ義歯の注意点4
ノンクラスプ義歯の予後調査です。鶴見大学歯学部の大久保先生の論文からです。
6年経過したノンクラスプ義歯のその後を追うと、継続使用42%、不使用49%、不明9%でした。約半数はつかえなくなっているということです。
原因をみると、バネのかかった歯が抜けた為が42%、新義歯製作が24%、インプラントにしたが9%、不明が10%でした。一般の義歯では5〜10年で40〜75%の使用率ということでノンクラスプ義歯が歯医者のセールストークほどいいものではないことが解ります。
残念なことに入れ歯の作り方を解っていない先生ほどノンクラスプ義歯を勧めるようで、誤った設計の義歯でより早く歯を失う患者さんが出ているのが現状です。
ノンクラスプ義歯の欠点は保険の入れ歯の欠点でもあります、金属床の利用が歯を痛めずに長持ちする入れ歯の最低限の条件でしょう。
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ノンクラスプ義歯の注意点5
今年の五月号の日本歯科医師会雑誌にノンクラスプデンチャーについての論文が載りました。簡単にまとめると金属のレストなどがないフレキシブルデンチャータイプの物は粘膜に過剰な負担がかかることが指摘され柔らかいほど良くないことが解っています。又金属のフレームがあるタイプでは普通の義歯とそれほど変わらないことから出来るだけこちらを使うように推奨されています。また材料の劣化が早いことや修理が難しいことが指摘されています。
現在ガイドラインも無く十分な安全性の検証も無いものなので、金属アレルギーの患者さん以外には使わないほうが良いでしょう。
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クラスプの目立たない義歯
ノンクラスプ義歯でなくてもクラスプを見えない様にすることはできます。これは製作中の金属床義歯ですがアローヘッドタイプのワイヤークラスプを使うことでほとんどクラスプは見えません。アタッチメントを使ったりクラスプが気にならない様にする方法はたくさんあります。
歯科医院で相談してください。

写真を見ると前からはほとんど金属が見えないのがわかる。ノンクラスプ義歯と違って歯肉を覆わないので衛生的で歯周病を起こしにくい。
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クラスプの目立たない義歯2
完成した義歯です。歯のわきに小さな突起があるだけなので、通常はクラスプは見えません。さらに衛生的です。 1つの義歯を長く使う

磁石のアタッチメントを使った入れ歯の注意
MRIをとる時には入れ歯をはずしてください。磁石は入れ歯に付いています。磁石があるとその周りは写りません。定期的に調整、リベースをしてください。ガタがあってアタッチメントが密着していないとくっついていないのです。
アタッチメントの設計が良くないものが数多く見かけられます。かえって具合を悪くしているものが多いので注意してください。一見簡単に見えるのでいいかげんなものが多いのです。磁石は最初に設置せずに義歯になれたあとに、くっつけます。粘膜に対する義歯の沈下を見切って付けなくてはなりません。このことが解っていない歯医者が多いのです。
最初から入れ歯に磁石が付いているようなら、正しい手順を知らないと言えます。
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アタッチメント義歯
アタッチメントを使った義歯の例です。 これで十分噛めるようになります。まったくガタ付きはありません。ブリッジをいれたのと同じような感じになります。
インプラントの3分の1ぐらいの費用でできます。固定してはずさないことにこだわるので、なければこれで十分でしょう。

連結したクラウンにキーホールを掘ってこれにはまり込むようにアタッチメントを作る。精密にはまり込んで1体化する。(下の写真)
今回は安く作るためパラジウム合金でつくった。
当院では院内技工室でこの程度のものは作れるのでアフターケアやコストの面でも有利だと思う。
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保険の入れ歯が合わない人へ
保険の入れ歯で噛めないと思っている人、又は状態がひどく悪いのにこんなものだと思っている人、入れ歯がきちんとできていないせいです。大抵は作り直せばなんとかなるものです。ただ保険の入れ歯にはたくさんの規制がかかっているのでこんなことをしてはいけないというものしか出来ないこともあるのも事実です。
さらに料金が異常に安いのでまともにやると大赤字がでてしまいます。
さらにさらにいうと作るのをやめている歯医者もいます。
まとめるとへたくそな歯医者が多いことと規制が多くて現代の歯科医学に合っていない保険制度の為に患者さんにしわ寄せがきているのです。
大部分の人はおかしな入れ歯をいれているので違う歯医者にかかって見るのも重要です。
(ダメな入れ歯の例は顎関節症の項目にもあります。)
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保険の入れ歯が合わない人へ2
義歯に植えてある人工歯の話しです。
保険の義歯に使われる歯はひと組百数十円、当院で自費診療に使っているバイオブレンドの歯は一万円ぐらい。二桁材料費が違います。はっきりと言って、保険で使われている歯は強度不足で、おままごとで使う包丁のようなもので実用的ではないのです。
硬さが不足しているので物を噛みきることが困難です。すぐにすり減るのでピッタリした物を作っても、短期間で狂ってしまいます。
まともな義歯を作る技術があることが前提になりますが、良い材料でなければ目的を達することができないこともあるのです。やわらかいプラスチックの包丁では料理できないのと、おなじことです。
保険の入れ歯が噛めないことの、原因のひとつです。
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保険の入れ歯が合わない人へ3
保険の入れ歯に限らないのですが、顎の骨の吸収が進むと上の顎が相対的に小さくなって上下が上手く噛まなくなります。これを解決するのが交叉咬合で臼歯部を反対に並べることでバランス良く噛めるようになります。写真はこれの応用例です。下の臼歯が外側に出ていることがわかります。
こうゆう状態で普通の歯並びに作ると噛む力で入れ歯がはずれてしまいます。又、安定が悪い為に顎の骨の吸収がさらに進んでますますあわない義歯になります。

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保険の入れ歯の制限
健康保険には患者さんが知らないたくさんの制約があります。入れ歯のジャンルでは6カ月経たないと新しい入れ歯を作れないことと仮歯が認められていないことでしょう。
ほかにも調整の回数に制限があるとか、入れ歯を使ったリハビリが事実上できないとか、いろいろあります。患者団体でも作って厚労省と裁判でもしないと改善されないでしょう。歯科医師会の政治力は弱いので大昔から交渉していても一向に良くなりません。

1つの義歯を長く使う

こんな義歯を入れていてはいけません。
保険でこんな入れ歯を入れている人は多いのではないでしょうか。これは歯を痛める義歯の典型的な例です。
1、2点支持になっています。これでは、バネのかかっている2本の歯を軸にローリングして歯をゆらします。
2、床(ピンクの部分)が小さくて粘膜に食い込んでしまいます。これでは、噛む力を支えることはできません。
入れ歯のバネは3点支持以上必要です。床は口の大きさいっぱいにすべきです。
こんな歯を破壊してしまう入れ歯が多いのはたいへん残念なことです。
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このまま歯を作ってはいけません。
歯が抜けたままにすると、歯並びは徐々にくるってきます。この狂いを治さずにそのままはを作ってしまうと歯周病や顎関節症の原因になります。
徐々に進行することなので気にしていない人が多いのですがこのことが原因で歯を失う人はおおいのです。
図は乱れてしまった歯並びの例です。この歯並びのままブリッジを入れたり入れ歯をいれてはいけません。
まともに治さないで歯を作ってしまう歯医者は多いのですが治療をしているとはいえないでしょう。
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金属のバネの見えない入れ歯
最近はバネの見えない入れ歯が普及してきて問い合わせが増えてきました。これはバネがプラスチックに変わっただけで原理的には今までの入れ歯とはそう変わらないのです。
入れ歯で補うはの本数が少なければ問題ありませんが歯の残りが少なくなったときには本当は適応症とは言えないと思います。バネで掴んで歯を揺らしてしまうのは今までの入れ歯と変わりません。
歯が残り少なくなった時はアタッチメントを使った入れ歯かスイングロックタイプ(別に説明する)のような、がたつかない歯を揺することのない入れ歯がてきしています。
歯医者からすれば面倒なアタッチメント義歯より簡単に作れるバネの見えない義歯のほうが良いわけですが患者さんの立場から見ると必ずしも良いとばかりは言えないのです。要は適応症を守ってしっかりとした、ものを作ることがだいじです。
入れ歯のバネをなくするには他にたくさん方法があるのでよく相談することが必要です。
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残り少なくなった歯に対応した入れ歯
歯が残り2〜4本となった場合にそのままバネをかけて入れ歯を作ると入れ歯の動きにつれて歯が揺すられることになり、歯を痛めてしまいます。この場合バネを使わないオーバーデンチャー(総義歯のようなもの)に磁石やコーヌス等のアタッチメントを併用した入れ歯にするとよいでしょう。この方法だと入れ歯が歯の動揺を減らすように抑え込んでくれます。少しぐらつきかけた歯も十分使えるようになります。バネがないので見た目もきれいです。オーバーデンチャーノ場合は歯がぬけた後でもそのまま総義歯に改造して使えるので経済的です

右、コーヌスを使ったオーバーデンチャー(金属床使用)、一見総義歯の様に見える。(内面の様子)
1年経過しているがグラグラしていた前歯は今は安定している。、、、定期点検で来院したものを撮影。
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オーバーデンチャーを3方向からみると
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残り少なくなった歯に対応した入れ歯2
オーバーデンチャーにする以前の模型が見つかったので示します。
赤い部分は金属バネで前歯を掴んでいました、このため、前歯はグラグラになっていました。残った歯はこの2本だけです。このままでは前歯に対する負担が大きいので作り替えになったのです。
このように、歯が残り数本になった時はバネを使った入れ歯は適していません(ノンクラスプデンチャーを含む)、他のリジッドサポートタイプ(別に説明する)の入れ歯にするべきです。
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残り少なくなった歯に対応した入れ歯3
さらに半年後の写真です。状態は良好でリベースの必要もありません。このまま定期検査を続けて行けば」、10年は使えるでしょう。
義歯に着いた赤い点は噛み方を示しています。前歯が大きく付いているのはそこに自分の歯が残っているためであとはほぼ均等に接触しています。バランスは良い方でしょう。
前歯だけほんのわずか修正して終わりました。
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残り少なくなった歯に対応した入れ歯3−2
このタイプの入れ歯はかなりぐらついた歯でも抜歯をせずに残すことができます。このため噛む感覚を失わずに済むのです。インプラントや総義歯は歯根膜がないので正常な噛むという感覚はありません。特にインプラントは骨に固定される為、生体の限度を超えた噛み方をするようになることがあります。義歯の場合はある程度粘膜が歯根膜の代わりのセンサーとして働きますがインプラントは残った他の歯を破壊するまで強い力で噛むようになることがあります。
さて、コーヌスを併用したこの義歯は位置がずれないので吸着が破れることなく特に強く引っぱらないと外れることはありません。入れ歯が動くことがないので残り少ない歯に負担がかかりません。この相乗効果によって通常の天然の歯と同じ噛み方でも耐えることが出来ています。歯にも粘膜にも負担がかかりにくいのでリベースの間隔も長期で大丈夫です。良く噛めるので人工歯の摩耗が問題になります。こういう場合は鋳造で精密な人工歯を作って対処するのがいいでしょう。(キャップクラスプの義歯で金属の人工歯を紹介しています。)
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残り少なくなった歯に対応した入れ歯3−3
さらに1年半後の状態です。義歯の安定は良く咬合調整だけで十分でした。顎堤の吸収はありません。これがリジットサポートの利点になります。
普通の入れ歯に比べると歯茎が痩せていくスピードははるかにゆっくりになります。
今回、内冠が虫歯になっていました。レジン充填で対処しています。
写真上、歯頚部のう触
写真下、咬合の状態を診る。均等に接触しているのが解る。入れ歯の安定度は高く犬歯誘導による咬合でまったく問題ない。
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残り少なくなった歯に対応した入れ歯3−4
このように普通に側方運動出来ています。状態はグループファンクションに近い犬歯誘導です。 1つの義歯を長く使う

残り少なくなった歯に対応した入れ歯4
さらに1年後の状態です。若干ガタ付きが出たのでリベースを行っています。これで新品の状態に戻りました。赤い印記が均一な咬合状態を示しています。
バランス良く噛めている為に義歯の痛み具合は最小で抑えられています。
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残り少なくなった歯に対応した入れ歯4−2
さらに半年後の状態です。少し顎堤の吸収があったのでりライニングをしました。これで新品の状態に戻りました。
約5年で、ほんのわずかの顎堤吸収しか起きていません。クラスプを使った義歯より優位にあるのは明らかです。残った歯の状態も良好です。これは入れ歯の動きが極めて小さい為に歯を痛める力がかからない為でバネを使った義歯ではありえないことです。
1つの義歯を長く使う

残り少なくなった歯に対応した入れ歯4−3
さらに約1年後の状態です。間が空いたので少し顎堤の吸収がありましたが、補修で完全な吸着が得られました。噛み合わせもバランスが取れています。
6年目でも新品と同じ状態を保っています。リジットサポート義歯の優位性を示す良い証拠でしょう。保険の入れ歯では歯が無くなってしまったでしょう。
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リジッドサポートタイプの入れ歯
一般に部分入れ歯ではバネを使って歯に固定されますが、これでは入れ歯は歯より大きな動きを口の中でしてしまい、バネのかかった歯を揺らしてしまいます。
これを緩圧性義歯といっています。力を逃がして歯の負担を減らすのが目的ですが実際ははをいためてしまいます。
これに対して、コーヌス等の金具を使い完全に入れ歯を固定してしまうものを、リジッドサポートタイプ(非緩圧性または固定性)の入れ歯といいます。
入れ歯の動きが小さくなるので、歯を揺らすことが少なく痛めることがないのです。一見反対のようですが歯のもちが何倍も違ってきます。
また、ブリッジのように噛むことができるので機能的にもずっと有利です。見た目も外からは解らないようにできるのできれいです。

最近はやりの、ノンクラスプデンチャーは緩圧性なので歯を痛める可能性があります。十分適応を検討して使ってください。
不適当な設計の物が多くみられます。
総義歯の話

キャップクラスプを使った入れ歯
一見普通のクラウンのように見えますがこれはキャップクラスプといって入れ歯のバネなどと同じ維持装置の一種です。
歯を削らずにそのままかぶせるようにすることで最大の維持と安定が得られます。コーヌスクローネなどと同等の効果が得られて安定の良い義歯ができます。ただ適用できる範囲が狭いので多く使われることはありません。歯を削りたくないときに応用されます。

上、はめたところ
下、はずしたところ  まったくがたがたしない入れ歯を作ることができる。 歯は削られていないまま
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キャップクラスプを使った入れ歯2
たまにしか、キャップクラスプの入れ歯は作らないのですが、例をあげます。上の入れ歯で歯は残り3本、全部ぐらついています。
入れ歯の設計は前歯が連続接端レスト、奥歯がキャップクラスプです。これでリジッドサポートになり、入れ歯をいれると、歯のぐらつきは止まります。
審美的にはよくありませんが安い費用で良く噛める入れ歯です。ある程度歯周病が進んで歯を抜いたほうがいいと言われた人にも対応できます。
歯を削らずに作れるので、短期間で製作可能です。

上 残り歯は3本
中 できたクラスプを合わせてみる
下 義歯完成

前歯にいれる連続接端レストは先に金属がわずかに見えるので審美的には良くないが、歯を守る効果は大きい。患者さんには良く噛めるとよろこんでもらった。
1つの義歯を長く使う

キャップクラスプを使った入れ歯3 人工歯は鋳造で
1年ぶりぐらいでキャップクラスプの入れ歯を作りました。全体に重症の歯周病でしっかりしているのは左の親知らずぐらいです。全部を連結固定して安定をはかっています。通常のレジン歯の上に鋳造で咬合面を形成して精度のアップと長寿命を狙っています。

レジンや陶歯を使わずにクラウンを作るように鋳造で人工歯を作る方法は精密さや機能面で大変優れており、1ランク上の方法です。よく噛めて違和感は少ないのです。ひとつの入れ歯を長く使いたい場合にはお勧めです。
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根っこだけ残った人の義歯
C4 で上に歯を新しく作るには根の長さが不足しているが、ぐらつきがない時。抜歯をしないで、義歯を作れることがあります。
そのまま金属でふたをするか、アタッチメントをつけて義歯の支えにします。こうすることによって、義歯が歯茎に食い込むことを防ぎ、長持ちさせることができます。又、歯の感覚が残るので無理な噛み方をしにくくなります。
違った面からみると、高血圧や心臓病などで抜歯が出来ない人の場合もこうやって義歯を作ります。
根っこがあると歯茎が痩せて行くのを防ぐことが出来るので、条件があえばやる価値のある方法です。
1つの義歯を長く使う

1つの義歯を長く使う
● その1
当院に来られる患者さんには同じ義歯を10〜20年と使っていらっしゃる人がいます。
20年ぐらいになるとさすがにボロになるので新しく作ることを勧めるのですが気に入ってるとのことで
そのままのひともいます。なぜ長持ちしているのでしょうか。

これはコーヌスや金属床など義歯自体が良いものであることはもちろんですが定期的に検査、調整に
来院されているのです。
歯石を取る、噛み合わせを調整する、歯茎が痩せた分入れ歯を補修する等地道な努力がきいてくるのです。
入れ歯は使い捨てではありません。ひどくなる前に治せば長く使えます。

● その2
入れ歯がゆるくなってきたら裏層又は裏ベースといった方法が有効です。
これは古くなった入れ歯の裏にプラスチックを継ぎ足してゆく方法でこれで新品の様にぴったりした
入れ歯になります。費用も新しく作るよりもかなり安く期間も短くてすみます。
半年〜2年に1回行うことで良い状態を維持できます。
あまりボロボロにならないうちが有効です。
1つの義歯を長く使う

1つの義歯を長く使う2(リベースの実際)
1、あらかじめ粘膜調整剤を使用して、粘膜面をきれいにしておきます。このため数回の通院が必要です。
右1番上は粘膜調整が終わった所。











2、粘膜調整剤を削り取ってきれいにしたところ。








リベース用レジンを盛って型を取る準備。








3、型を取った所、バリが出ている。










4、きれいに整形して出来上がり。この義歯で30分で出来ました。直接型を取ったので一回の通院で完成です。新品と同じようにピッタリした義歯になりました。
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20年つかったアタッチメント義歯
古くなって作り替えになったアタッチメント義歯です。10年目から作り替えを勧めていたのですがずるずる延びて20年たってしまいました。asc52というアタッチメントを使いました、外から金具はいっさい見えません。
邪魔にもなりません。
20年経つと歯がすり減って平らになっています。また歯の中にアタッチメントが透けてみえています。アタッチメントはすり減ってゆるゆるになりました。10年程度ならこのようなことはありません。
完全にだめになるまで義歯を使うことは良くありません。全体のバランスをくずして損をすることが多いです。この場合全体がすり減っていたので、全部作り替えになりました。
この義歯はリジッドサポートタイプの義歯です。asc52には緩圧タイプとリジットタイプの2種類があります。使い分けがひつようです。
この義歯20年で2回しかリベースをしていません。リジッドサポートの義歯がいかに安定性が高いかの証拠になるでしょう。
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保険の総入れ歯を作る
保険の総義歯の作り方です。初診では口の中の状態を把握するために、とりあえず型を取ります。今回は難易度の高い入れ歯なので、モデリングコンパウンドを使用して下顎の印象を取っています。保険ではスタデイモデルが出来なくなったのでこれはタダ働きです。したがって経費のかかるモデリングコンパウンドを使う歯医者は普通はいません。上顎は既製品で行います。(当院では多くの形態、大きさを揃えています。)
保険できちんとした義歯を作るのが大変で経費がかかることを理解してほしいと思います。保険の入れ歯は歯科医師が自腹を切っているから出来ることです。
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保険の総入れ歯を作る2
印象材をとってモデリングコンパウンドだけにした所と出来た模型です。左の奥が十分な形態になっていません。これを基に各個トレーを作って印象をします。
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保険の総入れ歯を作る3
各個トレーをペリコンパウンドで修正して入れ歯の為の型を取ります。今回は一回で上手くいきました。不十分な印象の場合は各個トレーを作り直してもう一度型を取ります。
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保険の総入れ歯を作る4
キチンとした型がとれたら、レジンで床を作って噛み合わせを調べます。これはコストがかかるのでワックスで代用されることが多いです。キチンとやるとこの段階で義歯の吸着が確認できます。今回は、うまく吸いつきました。動かない状態で噛み合わせが調べられるので噛み合わせがずれた状態で入れ歯が出来てしまうことはなくなります。
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保険の総入れ歯を作る5
噛み合わせを確認したらロウで義歯の原型を作ります。ここで患者さんに合わせて見ます。ピッタリ出来ていたら、いよいよ本当の義歯を作ります。
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保険の総入れ歯を作る6
ロウ義歯を型にして本当の入れ歯を作ります。保険の義歯でも休まずやって一日丸々かかります。
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保険の総入れ歯を作る7
いままで入れていた古い義歯です。大きさや形がひどく違うことが解ると思います。特に下の義歯はまったく違った形状になりました。よく吸いついています。
前の義歯は総入れ歯の知識がないものが作ったと言っていいでしょう。
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保険の総入れ歯を作る補足
通常は、各個トレーにアルジネート印象が多いのですが、こんな方法もあります。各個トレーにペリコンパウンドとイソコンパウンドによる印象で利点はお湯につければ何度でもやり直しができることで、吸着や顎運動を邪魔しないかの確認も容易です。印象自体が難しい時にお勧めです。

写真はほとんど土手のない下顎の印象歯槽頂以外の粘膜は動くので他の方法では印象は難しい。
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保険の総入れ歯を作る補足2
コンパウンドの使用法について補足しておきます。当院で使用しているのは黒、茶、緑、紫の4種類でこれですべての症例に対応しています。順に軟化点が高く流動性も悪くなります。黒はベースとして各個トレイの代わりに、茶も同じ用途ですが」流動性が良くなるのでダブルトレイなどに向いています。緑(ペリコンパウンド)は各個トレイの辺縁形成に。紫(イソコンパウンド)はさらに柔らかく流動性が良いので修正用や、ウオッシュインプレッシオン等に使用します。軟化温度が違うので組み合わせて使うことが可能で、選択的に加圧して印象することが可能です。
モデリングコンパウンドの使い分けで一般には難しいといわれる症例でも対応が可能になります。
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入れ歯の安定剤について
合わない義歯を安定剤を塗って使っている人は多いのですが副作用については語られていません。
義歯安定剤を長く使っていると歯茎が痩せてブヨブヨになってしまいます。こうなると入れ歯を作るのが困難です。過度な安定剤による刺激と血行不良が歯茎をダメにしていきます。長期間使ってはいけません。
すでにブヨブヨになっている人は手術や粘膜調整剤による治療をしてから義歯を作ることになります。
市販の安定剤に頼ってはいけません。
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総義歯の話
総義歯で入れ歯安定剤を使われている方が多いようですが
実はキチンと精度よく入れ歯ができていれば必要ないものなのです。

インプラントが普及した今、総義歯は軽視されているようですが、
インプラントの適応症でない患者さんや、費用の面での問題で
まだまだ重要な方法です。

入れ歯をキチンと作り直すことで10年〜20年食べられなかった人が
まともに食事ができるようになったり、歌が歌えるようになったりした例は
多いのです。

入れ歯をまともに作ろうと思えば大変な労力と高いテクニックが
必要なので雑な入れ歯が多くなりがちです。
正しく入れ歯ができていれば、上だけでなく下の入れ歯も吸いつくので
物が挟まって痛いということはなくなります。
総義歯の話

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総義歯の話 2
ハイドロキャスト法という入れ歯の作り方があります。
主に総義歯に使われることが多いのですが、ハイドロキャスト(商品名)という
固まらない型をとる材料(総入れ歯安定剤ににている)で治療をしながら
型をとる方法です。

まず初めに普通に入れ歯をつくります。
これにハイドロキャストを塗りつけて口に入れて患者さんには
帰宅してもらいます。
入れ歯を使っているうちにハイドロキャストが当たっているところからは
流れ出し足りないところには流れ込み、自然に正しく入れ歯が
形作られていきます。

次回来院時に不十分な点を修正しておなじことをくりかえします。
数回繰り返して全体が安定したら入れ歯を預かって最終的な義歯に
作り替えます。

これは型をとるのが困難な患者さんにむいた方法です。
何回作っても上手くいかないひとにお勧めです。
総義歯の話

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高い技術が必要なコーヌス
入れ歯の種類の中でも、「コーヌス」はあまり普及していない
入れ歯の一つです。

広く普及しない理由はただ一つ、製作が難しいからです。
正確な見立てのできる医師と、精度の高い技工物を製作できる

技工所が同時に存在していないと製作は不可能です。

5〜10ミクロンの精度をで寸法を見ることができないと
長持ちするコーヌスは作れないのです。
ただし、正確な寸法で作れば、10年20年と長持ちします。

*下顎567に入れられるコーヌス義歯、234には二重冠がいれられる。バネなどは無い為見た目も良い。 また、まったくガタツクこともない。
片側だけで十分安定するので舌に触る余分な金具もない。
上はずしたところ  下装着したところ
高い技術が必要なコーヌス

コーヌス等のアタッチメント義歯が長持ちしなかった人へ
普通の義歯より高価で作るのが面倒なアタッチメント義歯をいれているのにゆるくてはずれやすくなっている人がいます。アタッチメントの種類によりますがあまりひどく使い古したものでなければ調整や、部品の交換で復活します。極めて精密に作られているのでメンテナンスは必ず必要です。
最低でも半年に一度はメンテナンスをうけてください。
コーヌス等は古くなるときつくなってくることが多いようです。この場合も調整できるのでメンテナンスをうけてください。
アタッチメント義歯では少しとはいえ、年とともに粘膜が痩せてくるのでリベース等の処置を必ず受けて下さい。
これが一つの入れ歯を長く使うコツです。
追記 コーヌスがいれて数カ月でゆるくなってしまうことがあります。これは精度がよくないためで、作り直したほうが良いことが多いです。コーヌスが一時期はやったため十分な技術のない技工所が手をだすようになったためで、精度の良いものはきつくなることが多いのです。
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コーヌス等のアタッチメント義歯が長持ちしなかった人へ2
不幸にしてアタッチメントがゆるくなってしまった人、コーヌス等はリベースだけでまたうまくはまるようになることがあります。
他のアタッチメントでも補助弾線やワイヤークラスプの追加で使えるようになることがあります。あきらめないで修理を相談してみるべきでしょう。
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コーヌス技工上の注意(技工士向け)
コーヌスの内、外冠の接触はピンポイントではありません。内冠の研磨がキチンと出来ていれば幅2〜3mmの面接触になります。機械研磨でも、手研磨でも、変わりません。技工の腕が確かならば差はないようです。
研磨時にバーの回転方向と研削方向の関係がわかっているでしょうか。いわいる順目と逆目です。回転速度でも違ってきます。
映り込みをみながらチェックしてください。
最後にバフがけはしてはいけません。せっかくの研磨面がぼこぼこになってしまいます。艶だしはダイヤモンドドレッサーで面をだした青のシリコーンポイントに薄くルージュを塗って行ってください。
点接触のコーヌスはすぐにゆるくなってしまいます。研磨がキチンとできているかわかるような眼をやしなってください。
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コーヌス義歯を作る1
今回は患者さん向けと言うよりも専門家向けの内容です。写真は歯を削った後すぐに内冠の製作に入らずにスタデイモデルをとって支台歯形成が良いかをコノメーターで計測しているところです。模型上の赤い印はさらに形成が必要な所をチェックしたところです。
形成しなおしをして作業模型を作ります。
ここで重要なのは技工士の立場に立って歯科医師が仕事を進めることです。今回の模型ではやり直しをしなくても作れないことはなかったのですがより良いものを作るために技工のやりやすい形態に修正したのです、技工士は下請けなので黙っているとやりにくくてもそのまま作ってしまいます。
これでは質の高いものはできてこないのです。加えて歯科医師が作業工程に精通していなくてはなりません。丸投げでは、良い物は出来ないのです。

1つの義歯を長く使う

コーヌス義歯を作る2
形成を修正したら型をとって模型を作ります。コノメーターに同じ位置に戻せるように棒を付けておきます。
ダウエルピンはダブルにしておいたほうが作業がやりやすいです。
この後、黒田先生の手順に準じて作業を進めていきます。同じではありません。
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コーヌス義歯を作る3
模型を作ったら内冠の製作をします。ここで問題になるのは研磨です。機械研磨でも手研磨でも慣れれば十分な精度がでます。研磨した表面に写り込んだ周りの景色を見て下さい。蛍光灯がチェックに適しています。まっすぐ写っていれば大丈夫です。バフは使ってはいけません。面が歪んでしまいます。研磨はカーボラんダムから始めますが磨き傷の深さに注意して研磨を行い順に目の細かいものに移行してください。まめにダイヤモンドドレッサーを砥石に当てて直線を出しながら研磨してくださいカーボランダムでもシリコンでもすぐにまっすぐではなくなってしまいます。当院では300番のドリルなどの刃研に使うダイヤモンド砥石を使っています。あと手研磨の場合はなるべく直径のおおきな物で磨いた方がいいようです。
左からコーヌス用ポイント茶色、ビッグポイント黒をダイヤで研いで加工したもの、通常のカーボランダム砲弾型、大型のカーボランダム(東急ハンズで購入)、ダイヤモンドやすり
東急ハンズでは直径5センチぐらいのカーボランダムやシリコンがあるのでぜひ使ってください。簡単に手研磨できます。
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コーヌス義歯を作る4
今回パラジウムで作りました。gcのパラがいいようです。最終研磨は青のシリコンに青棒を塗って行います。研磨面をでこぼこにしないように細心の注意をはらってください。
研磨面の写り込みに注意、写真ではわかりにくい所。
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コーヌス義歯を作る5
内冠が完成したらレジンキャップをつくります。パターンレジンが良いでしょう。レジンの分離剤ですがFRP用の固形ワックスかゴム成型の分離剤のフッ素スプレーが適しています。離型剤に厚みを感じることなく整形ができます。はじをデザインナイフでこじってやるとスルット抜けてくれます。ここで苦労する人は多いのではないでしょうか。
この段階で維持力をチェックしてください。だいたいそのまま外冠の維持力となります。
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コーヌス義歯を作る6
コーヌス内冠を支えるプライヤーですが専用工具を買わなくてもEリングはずしに使うプライヤーを改造すれば使えます千円から二千円で買えるはずです。
さきを削るだけで十分使えるものができます。ホームセンターやハンズで入手可能です。
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コーヌス義歯を作る7
今回は外冠を作って戻し印象をするのではなく、レジンキャップを戻してもけいを作ります。この模型だけで外冠からろう着、レジン床まで作ります。この方法の利点は外冠を作るにあたって支台歯の動揺の影響を受けにくいことで口腔内でレジンで止めてロウ着するよりも正確だということです。
このまま完成になりますが支台歯と粘膜の咬合下における変位は同じではないのでアルタードキャストか、直接裏装が必要なことが多いです。
普通に各個トレーを作って印象をして超硬石膏を流してください。バイトを取ったらスタデイモデルと比べてクロスチェックをしてください。このような全顎の補綴ではかなり重要なことです。スタデイモデルで切歯路をレジンで作っておくと良いでしょう。
1つの義歯を長く使う

コーヌス義歯を作る8
これで完成になります。完成した義歯の粘膜面は1層削除して直接法で裏ライニングをしました。セット後一カ月ぐらいはコーヌスが食らいついて取れなくなることがあるので患者さんに強く噛まないように注意してください。今回は前装はハイブリッドにしました。割れたりすることはないようです。
臼歯部は普通のレジン歯を配列してから咬合面を鋳造で作っています。コーヌス部と同じく熱処理をして硬くしてください。同じ硬さの歯にすることで摩耗でバランスが悪くなるのをできるだけ防ぎます。
写真ではわかりにくいのですが外冠内面には1カ月で酸化膜が出来ていて、マージン付近が2〜3mm幅で光っています。こういう状態が望ましい接触のしかたです。こうなると維持力の変化は少なくゆるくなることはありません。
1つの義歯を長く使う

コーヌス義歯を作る 最後に
今回は忙しくて写真を撮っている暇があまりなかったので解りにくいかもしれませんが、ある程度経験のある人向けにコツのようなものを書きました。本当のところは講習会でもやらなければ伝えられません。患者さんには作るのが難しいものだということが伝わればいいと思います。
この義歯は外注に出さずに自分で作るはめになったので、余裕がありませんでした。アタッチメントや総義歯の難しいものはこわくて外注に出せないものが多いのです。
院内技工士を置くことが難しくなっているこのごろではやむ負えないことかもしれません。自分で技工が出来ない大部分の歯医者は妥協を重ねるしかないのです。

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入れ歯とガム
入れ歯が良く出来るとガムを噛んでみたくなるかもしれませんが、一般にガムは食べてはいけません。
ガムの中には樹脂を柔らかくする成分が入っていてこれが入れ歯を痛めます。
入れ歯okの表示があるものを食べてください。
咬合紙の精度について

咬合紙の精度について
歯科医院で歯に詰め物などをしたときに、赤いカーボン紙のような紙を
何度かカチカチと噛まされた事はありませんか?

これは、噛み合わせを見るための方法で、1mm以下の範囲で
噛み合わせが正しいかどうかを調べることができます。

市販されている咬合紙は30〜50ミクロンの厚さが主流ですが、
当院ではより高い精度を求めて、より薄い20ミクロンの咬合紙を
使用しています。
咬合紙の精度について

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根岸デンタルクリニック

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